くま＆ぱんだのモルディブ新婚旅行記 1

くま　と　パンダ　の　モルディブ新婚旅行記

　「くま」ことてつと「（れっさー）パンダ」ことひろみは、新婚
旅行先にモルディブ、ヴァドゥ＝ダイビングパラダイスを選び、
１９９６年２／１３日から６日間（現地丸３日）のツアーに行って
まいりました。初心ダイバーである二人が、いきなり「自己管理」
のモルディブに行っていかなどたばた旅行をしてきたのか．．．
もし、御興味のある方は長文ですが、おつきあいください。なお、
「モルジブ」，「バドゥ」，「ワドゥ」などの表記は文中では、
「モルディブ」「ヴァドゥ」に統一しました。
　では、しばし（何せ新婚旅行記ですので、そこはそれ、読んでる
方が恥ずかしくなるような表現もみうけられますが(^^;）くまと
パンダの新婚旅行におつきあいくださいまし！


　さて、結婚式２次会も終わり、スタッフの皆さんも帰った後、控え室で
の二人きりになった最初の言葉は「ああ、楽しかった」だった。こんなに
自分たちの結婚式というのが、楽しいものだとは知らなかった。本当に心
からスタッフには感謝、感謝。
　長かった一日の疲れと、でも、予想以上の楽しさの後味の興奮をかかえ
たまま、二人は三鷹の式場を後にする。あとは、タクシーで箱崎のロイヤル
パークホテルに向かうだけ。今夜だけは奮発して、ホテルまで全部タクシー
をつかうことに。９：３０ごろ、渋滞もなくホテルについて、高速代込みで
９７５０円なり。
　ホテルはハネムーナー用のパックで、普段は泊まれないエグゼクティブ
フロアに。一人１７５００円、サ込み。シャンペンのサービスあり。部屋も
ベッドも広くて快適。ミツコのせっけんがアメニティーであったのはＧｏｏ。

　６：３０起床。朝食もエグゼクティブラウンジで、ＣＮＮを見ながら。朝食
を取ったあと、すぐにチェックアウト。余計な荷物は新居に発送。ＴＣＡＴ
から８：１０発のリムジンバスに乗って９：１０に成田第２ターミナルに到着。
すぐにＨ２７カウンターにてチェックイン。同じグルービーツアーズの荷札を
つけていたのは、もう一組みやはりハネムーナーと思しきカップルだけ。
　ボーディングパスが喫煙席だったので、ためしに禁煙席を希望してみる。
この手の格安ツアーではめづらしく、１５分くらいでボーディングパスを
再発行してくれるというので、その間にコートを手荷物預り所に預けに行く。
一着１６５０円（５−１０日まで）なり。重いコートは、南国には不要。

　あとは、結婚式で御世話になった方々に電話をして、手持ちブタさん。早く
から免税店に行っても、購買意欲をそそられるだけなので、どうしよ．．．．
と見回すと、片隅のオフィスに「ＮｉｆｔｙＳｅｒｖｅ」のポスターが。つい
興味を惹かれてふらふらとカウンターに。「あにょ、にふてぃーさーぶって
貼って有るのはなんですかぁ？」カウンターのおねーさんは、丁度客もいな
かったので丁寧に説明してくれた。そこは、ビジネスオフィスとやらで、
ＮｉｆのＩＤを持っている人は通信実費だけでＮｉｆにアクセスしたりＦＡＸ
を打ったりできるとのこと。ああ、妻にもＮｉｆをとらせといてよかった。
あ、ついでにコーヒーも飲み放題だよーー。早速、通信仲間に短い「行って
来ます」を送って、丁度よい時間潰しになりました。
　さて、１１：００ボーディング開始ということで、１０：４５には、出国
手続きをして、うきうきと免税店へ。妻は早速「ランコム」のやせるロー
ション「マンスール（スヴェルトもどき）」を買いにはしる。妻のいいわけ
「やせるというより、すべすべになるから好きなの」。はいはい。

　さて、飛行機も乗り慣れるとついついボーディングがおそくなりがち。我々
が、８７番ゲートについた時には、すでにあらかたボーディングが終了してい
た。とりあえず、Ｂ７４７−ＬＲの前で御約束の「はいちーず！」。機番は
８１０４。これって決して新しい機材じゃあないよなあ。たぶん。−２００
ベースだし。ま、いいか。今回は、ひさびさ、６時間以上のフライトなので
せいぜい楽しもうっと。
　席は５１のＣとＤ。あらかたうまっている座席の間を後部ギャレーへ。ああ
オーバーブッキングの多いキャリヤーじゃなくてよかった。席に着く。スク
リーンの目の前のちょっとだけ広い感じの席だ。ウインドウサイドじゃあない
のが残念だけど、まあどうせハネムーナーなんて、互いの顔以外目に入らん
のだからして。
　さて、いやな予感がしたのはその辺から。なんか、後ろの列の５０がらみの
男たちが、「ベルトなんか締めても落ちる時は落ちる！」などとだみごえで、
声高に言いはじめた。話しの内容と構成人員（おっさんと若い女性が若干の
１０人の集団）から、どこかの小規模会社の社員旅行ではないかと推察される。
一番たちの悪いのがおとなり５１Ｆ，Ｇにいた二人。国際線は、「ただ酒が
飲める飲み屋」じゃあないっての！「お酒ただなの？」と聞いたとたん、まず
ビールを２缶をいきなり持ってこさせたのからはじまって、スッチーが通る
たびに、やれ、ウィスキーをトリプルでとか、ワインを小瓶一気のみとか。
できあがってくると、騒ぐわ、スッチーのお尻はさわるは、おっさん同志キス
するは、歌うは、あげく、もってきてもらった何十盃目かのウィスキーを
シートにぶちまけるは。（スッチーに向かって「お姉ちゃんも大変だねえ」
だぁ？あんたらが大変にしてるんだろーが！！　妻の主張でした。）
　決して、決して日本航空がわるいわけじゃあない。そんなおっさんたちに、
「ほかのお客様のめいわくになりますから、もうちょっとだけお静かに」
と、幼稚園児に言いきかせるより辛抱強く言いつづけたスッチーには、頭が
下がる。が、これが、もし外国系キャリアーだったら、ここまでひどい「農協
月へ行く」はいないだろうなあ、と思ってしまうのはわたしたちだけ？
　おい、２／１３ＪＬ７１９後部ギャレーに乗ってた北関東なまりのおっさん
たちよぉ、おまえ等の質問にここで答えてやるよ。シンガポールには、ダイ
ヤルＱ２は無いです！（同等の電話サービスは有るかもしれないけどさ）。
だから、たのむからそんなことを町で聞き回ったりしないでくれよな。（あ
ああ、でももう今頃はそれ以上に恥をさらしているんだ、きっと。ぜーぜー）

　き、気をとりなおすまもなく、機は定刻通りにシンガポールへ。おっさん
等がこれ以上、恥を輸出する前に無事ご帰国されんことを心から祈りつつ我々
はトランジットカウンターに足を向けたのだった。