真夜中に交代がある。必ず朝食後頃に日勤の人が「おはようございます！
今日担当の○○です」、とベッドに挨拶に来る。また、夕方には、「こん
にちはー。看護婦交代しました。私○○が担当します」と挨拶がある。
同じ病室でもベッドによって担当が違うことがあるが、みんな元気で、
親切。少なくとも入院中看護婦さんにいやな思いをさせられた経験は
一度たりともない。また話し方もハキハキとしていて言葉遣いも丁寧。
無論その他に外来の人や手術室の人などもいるが、外来の看護婦さんも
ここの病院は総じて親切。入院中、７階東病棟の看護婦さんにはひとかた
ならずお世話になったが、中でも印象に残っている何人かをここに紹介
しておく。（なお、このデータは2002年2月現在のものなので、後に入院
されて「そんな人いなかったよ」と くま を責めないでいただきたい（笑）
婦長さん：
他の看護婦さんよりちょっとだけ年が上かなという感じ。別に
一般のイメージの「貫禄」とか「怖い」という言葉より、「頼れる」
という言葉があたるような気がする。
いつもおだやかな表情で、てきぱきと動いている。
Fさん：
くまの担当看護婦さん。いつもニコニコしていてかわいい、ちょっ
と小柄なお姉さん。くまは最初、「担当看護婦」という制度を知らず、
Fさんだけが特に良く話しをしてくれる人なのかと思ったら、実は
「担当」なのだった。でも担当でもそうでなくてもここの看護婦さん
はみんな親切。
Fさんは、くまの入院中にパソコンを購入。そのことでも、くまは
ハナシが合った。
Yさん：
やはりちょっと小柄な元気な人。ダイビングのガイドにいそうな
感じ．．．だと思ったらやはり、ダイバーだった。もっとも、まだ
ダイビングは初心者だけど。いつか我々の仲間と海で会えるといいな。
Mさん：
言葉遣いがとても丁寧で、和風系美人。高めの声とちょっと語尾
を延ばす癖がキュート。なぜか、患者さんに対してまるで、子供
に話し掛ける幼稚園の先生のようなしゃべり方をするが、その美貌
ゆえについつい許してしまえる。
Uさん：
ちょっとやせてて、いつもたいへんきびきびと動く、ボーイッシュ
な美人。いつもパンツスタイル。ちょっと他の看護婦さんより上の
感じの「主任」さん。前は手術室にいらした、とかで、手術室の話
もいろいろ聞かせてもらった。
Aちゃん：
三楽病院の看護婦ではなくて、豊島看護専門学校の看護学生。通常の
看護婦さんが２〜３日に１回のローテーションで回ってくるが、学生は、
ひとりの人をずーっと見るので毎日きてくれる。
しかし、謀ったようにくまの好みのタイプ。丸顔童顔、ぽっちゃり系。
（これは、私の妻を知っている人ならよくわかるはず）。ま別に外見が
好みというだけではなく、読む本の系列や話の内容が合っている。
そして、なにより一生懸命で少しでも楽しい話やリラックスする話を
してくれようとしたり、リハビリのためのストレッチ体操を考えて
きてくれたり、すごくありがたい。
手術室で、麻酔が効く前に彼女の顔を見たことで、なんかほっとした。
今回、実習中ということで、他の看護婦さんが毎日やってくれる検温
や血圧、脈拍の検査と同じ事を彼女も毎日やってくれた。まだまだ、
「今から血圧をはかるぞー」という「タメ」があってこっちの血圧が
上がりそうになったりとか、いろいろ慣れないところもあるが、その
一生懸命さゆえ、くまが一番精神的に頼った看護婦さんかもしれない。
なお、看護学生は今回は７F東病棟に4人。みんな2年生が来ていた
のだそうだ。学生達は、三楽病院だけでなく、あちこちの病院を実習
して回るらしい。実習とその合間に勉強もあって、はたから見てても
大変なようだ。蛇足だが、三楽病院では「ナースキャップ」はすでに
廃止されており、古来の「看護婦っぽい」格好をしているのは学生達。
入院直後の患者や家族が「この人が正式の看護婦さんだろう」と勝手
に思い込んで学生にいろいろ質問をしているのを何度も見かけた。
（学生は、何をやったらいいかわからずに、担当の患者のいる病室
近辺を漂うようにうろうろしている、というのも原因）