＜ 序文 ＞
MAJORA CANAMUS
さあ、大いなることを歌おう
And without Controversy, great is the Mystery of Godliness:
God was manifested in the Flesh, justified by the Spirit,
seen of angels, preached among the Gentiles, believed on in the World,
received up into Glory.
In whom are hid all the Treasures of Wisdom and Knowledge.
偉大なのがこの信仰の奥義であることは、議論の余地もありません。
主は肉体としてこの世に現れ、聖霊において義とせられ、天使たちに見守られ、
諸国民の間で宣べ伝えられ、世界中で信じられ、栄光のうちに天上へと召されました。
主の中にこそ、その知恵と知識の宝が秘められているのです。
（上記序文は歌詞ではありませんが、
ヘンデル自身による演奏会のプログラムに必ず記載されていたもので、
メサイア全曲の歌おうとしている内容を集約し表現しています。）
 第１部 |
第１部は、預言と降誕の話が謳われています。 暗闇を歩くエルサレムの人々に救世主生誕の預言が与えられ、預言どおりに主が降誕するクリスマスの物語が語られます。人々は喜び歌い踊ります。主に学ぶこと、そして主の優しいくびきを負うことで心の安らぎが得られることが歌われ、希望と安らぎで第１部を結びます。 |
 第２部 |
第２部は、受難と贖罪の話が謳われています。 人々はキリストを裏切り、キリストは受難します。まずその大いなる悲しみが歌われ、 そしてに預言のとおり復活し、その知らせは世界に行き渡ります。一部の反対勢力も ありますが、主の栄光の前に打ち砕かれてしまいます。 そして２部の最後には復活へと神を賛美する「ハレルヤ」が歌われます。 |
 第３部 |
第３部は、永遠の生命について謳われています。 預言どおりにキリストが復活したあとは、死に対峙して永遠の生命が勝利をし、 ラッパが高らかに鳴り響いて、全ての者は不死なる者へと変わります。そして、 主の栄光が歌い上げられます。 この第３部のためにメサイアは本来イースターの時期に歌われるものとも言われます。 |
上記の３つのページにはメサイア全曲 １番〜４７番(１番〜５３番)の歌詞を掲載しています。
（曲番号はベーレンライター原典版の譜に準拠しています。括弧つきの曲番号はNovello版及び基督教音楽出版に準拠したものです。もし、これ以外のテキストをご利用の方は、こちらの曲番号対照表を参照してください。）
メサイアを初めて聴かれる方は、このページと第１部、第２部、第３部の各ページをプリントアウトして行かれるといいかもしれません。
歌詞は英語ですので、聞き取りやすいかと思います。
訳詞だけでは物語との関係は判りにくいので、訳詞をクリックすると「くま的解説のページ」の該当個所にジャンプします。
また、歌詞のページの各曲の右側の♪をクリックすると該当部分の音楽が流れます。
各ページの歌詞及び曲番号はベーレンライター原典版のものです。
括弧内はNovello版・基督教音楽出版の曲番号です。
曲番号はテキストによって異なります。
もし、他のテキストをご利用の方は、こちらの曲番号対照表を参照してください。
各ページの邦訳は、わが国のプロテスタント及び・カトリック両協会の共同事業として１９８７年に出版された「聖書−新共同訳」によります。
（一部補筆修正済み）
また、各ページで流れるMIDIデータはD.L.Viensのインターネット配布版を元に、曲番をテキストに合わせたものです。
第1部「Behold, a virgin shall conceive」「Rejoice」第2部「Thy rebuke」「But Thou didst not」の聖書の引用節表記に誤りがありました。長野SBC放送合唱団の方がすべて調べて下さり、同団M様よりご連絡をいただきました。ここに深く御礼申し上げます。（2010年5月）
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